ランドセルを贈る取り組み
平成23年3月29日(火)~4月6日(水)
被災地へ贈るランドセルを集めました。
当初はランドセル会社に送られたランドセルを修繕して東北に贈るという運動に賛同して保育園保護者・職員で取り組みました。しかし、3月27日(金)にランドセル会社に問い合わせをしたところ、既に1万個以上のランドセルが送られてきて、これ以上受け付けられないと言われてしまいました。その時点で園には100個近いランドセルが届いていたため、知り合いの山梨日日新聞の記者さんに連絡を取り、被災地へ支援物資を届けている団体を調べていただけるようにお願いをしました。
結果4月4日(月)に、山日の記者さんから、中央市役所の総務課秘書政策課にて「まごころプロジェクト」という東北の子ども達へ学用品を贈る運動をしていて、集まったランドセルを活用していただける地域があるかについて問い合わせてくださるという連絡をいただきました。その後、福島県双葉郡浪江町の住民が隣接する二本松市に避難しており、そこの子ども達がランドセルを必要としているということがわかりました。
この時点で、既に201個のランドセルが園に届き、これを目にした中央市役所担当課職員の皆さんが「6日には始業式が始まるので、このランドセルを今日中に二本松市に届けます」と確約してくださり、夕方山梨を発ってくださいました。ランドセルと共に、浪江町の町章、げんきキッズクリニック・げんき夢保育園のロゴマークが入った模造紙に、医院・園の職員皆で励ましのメッセージを書かせていただき、一緒に二本松市に持っていってもらいました。
4月5日朝10:00過ぎに、なんと二本松市長様から保育園宛に電話でのお礼がありました。災害時のお忙しい中にも関わらず、お礼の言葉を伝えてくださる姿勢に胸がいっぱいになりました。
結果、4月6日の締切日までに、245個にわたるランドセルが届きました。残りの分も中央市を通じて近日中に被災地へ届けていただけることになっております。ご協力いただきました皆様本当にありがとうございました。このランドセルを背負う子どもたちは、ランドセルだけでなく皆さんの思いも一緒に受け取ることができたと思います。このような温かい繋がりに出会うことができたことに感謝しております。今後も被災地の子ども達のためにできることを少しずつ取り組んでいきたいと思っております。ご支援・ご協力の程よろしくお願い致します。
4月5日、午後、園の文具を調達していただいている某会社より、新品の文具を提供していただきました。
4月6日午後5:50、浪江町町長 馬場保氏よりお礼の電話をいただきました。子どもたちが大変喜んでいるとの話を聞き、大変嬉しく思いました。 4月7日、朝、浪江町に送ったあとに集まったランドセル44個は、中央市を通じて、NGO時遊人に送りました。そちらから他の文具といっしょに東北の被災地へ送られることになりました。
平成23年4月19日、山梨日日新聞に当保育園保育士の応援メッセージが掲載されました。
被災地にランドセルを贈る取り組みに対しては、このような温かいお手紙をいただきました。ありがとうございました。