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第26号 緊急特集〜県内で流行している麻疹(はしか)=はしか=にかからないようにするためには

おほしさまの先生からの子育て応援“談”!
Vol.26 緊急特集〜県内で流行している麻疹(ましん)=はしか=にかからないようにするためには〜
今月は便秘の話を予定していたのですが、最近のはしかの流行が例年にないものですので、1人でもはしかにかからないように今回、はしかについてお話します。

 

Q. 麻疹(ましん)=はしか=ってどんな病気?
A. 高熱、発疹、咳などの症状を伴う感染力が強い重い病気です。
 麻疹は高熱、発疹、咳などの症状があり、感染力がとても強いと言われています。潜伏期間は1012日、入院率が40%、その上約1000人に1人の割合で亡くなる重い病気です。治療の特効薬はなく、予防接種をする以外方法はありません。
診断は発症23日では発疹がでないため、風邪の症状に似ており麻疹の抗体(IgM)の上昇が確定診断になります。疑われる場合は抗体を調べるとはっきりします。
なお、やむを得ない場合の対応として未接種者が麻疹にかかった方と接触した場合、3日以内にガンマグロブリンの注射をうければ発病を防ぐ(または軽症化する)ことができますが、血液製剤であることや筋肉注射で痛みを伴うことを考えるとできるだけ予防に重点を置くのが望ましいと言われています。

 

Q2. 県内で流行していると聞きました。どのような対応をしたらよいですか?
A2. 1歳になったお子さん、年長さんになっているお子さんは麻疹風疹混合ワクチンを早急に接種してください。
まず、お子さんの母子手帳をみて、麻疹ワクチンの接種歴があるかどうかをみてください。未接種の場合は早急に接種をしてください。現在、麻疹ワクチンの接種時期は、1歳台と年長(小学校入学前1年間)で2回接種しますので、1歳になったらすぐに接種し、年長の方はまだ接種していない人は早急に接種をしてください。
小学1年生で2回目の接種をしていない人や小学2年生以上の方は2回目の接種をお勧めします。ただ、この方々は公費負担の対象ではないために自費となりますので医療機関に相談してください。また、大人でも子どもと接する仕事をされている方(教職員など)は麻疹にかかりやすい環境にいますので、お子さんにうつしてしまう可能性もあります。ご自身の身を守るためにも接種を特にお勧めします。

次に0歳児の対応です。生後9〜11ヶ月児は麻疹が大流行した場合、接種を検討した方がよいとも思われます。流行状況もありますのでかかりつけの先生に相談していただきたいと思います。その場合1歳未満の接種は自費扱いになります。なお、WHOでは生後6ヶ月から接種を行なってよいことになっています。ただ、1歳未満で接種を受けた場合には生後1215か月で再接種を行なうことが勧められています。

 

Q3. 現在、流行状況は?
A3. 6歳未満のお子さんより小・中学生に多く発生しています。1回接種でもかかっています。
5月10日の県内集計(県の健康増進課)によると、患者数100名中、6歳未満が12名、小学生が6名、中学生が52名、高校生が14名、大人が16名です。かかっている方の大半が中学生以上の大人であることに注目してください。小さい子は思ったよりあまりかかっていません。おそらくワクチンの免疫がまだ残っていることも関係していると思います。

 

Q4. 麻疹かと思ったら?
A4. まず初期症状は高熱です。あやしいときは待合室で待たないでください。
 通っている園・学校で麻疹の発生があり、高熱がでた場合はまず、麻疹を疑うべきです。感染力が強いため、短時間でも待合室にいるだけで他の方にうつしてしまいますので、受診前に電話で対応について問い合わせることをお勧めします。また、流行時期においては、高熱があるときは通学・通園はやめてください。感染の拡大がおこり、被害者が増えます。園・学校の先生も高熱がでたら無理せずに出勤はしないでください。

 

<緊急提言>県民の皆様へ、麻疹の1回接種でもかかっています。2回接種をお勧めします。自分の身を守るために、そして他の方にうつさないために早めに接種をしてください。

 

(最後に)世界の多くの国は麻疹ワクチンがすでに2回接種になっています。1回接種では今回のような小流行を繰り返してしまい、2回接種により流行がなくなったという過去の経験があります。日本も昨年からようやく2回接種になりました。早く麻疹の流行がなくなることを願っています。

 

来月は「出そうで?出ない?便秘について」です。