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第27号 出そうで?出ない?便秘について

おほしさまの先生からの子育て応援“談”!
Vol.26 出そうで?出ない?便秘について
4月からの麻疹流行がまだ見られています。麻疹にかかっている人の多くが、麻疹のワクチンを一度もしていない人です。接種をしていない方は早急に接種をしてください。
今月は診察をしていてよく質問される「便秘」についてお話をします。

Q. 心配いらない便秘とは?
A. 便が34日に1回みられる場合でも、ふつうの固さでいきんだりしないのであれば問題ありません。
便秘は一般的に2日以上便がでない状態を言いますが、2日以上便がでないだけで、他には元気で食欲もあるようなら心配する必要はありません。逆に、ころころした硬い便がでて、便に血がついたり、顔を真っ赤にしながら、つらそうにやっとの思いで便を出しているようなら、以下にあげる対処を考えてみてください。

 

Q2. 赤ちゃんの便秘の対処法?
A2
. まずは水分補給をしっかりと。綿棒浣腸は長めに行なってください。

いつも通り水分がとれていれば問題ありませんが、少ないようでしたら十分にとってあげてください。お風呂上りにおなかの「の」の字マッサージをすると腸の刺激になります。また、マルツエキスを薬局で買って飲ませるのも一つです。それでもでないようでしたら綿棒浣腸をお勧めします。やり方は、綿棒をオリーブ油(ベビーオイル、食用油)に浸し、2cmぐらい入れて肛門を刺激してください。「綿棒浣腸をしても出ないのですが・・」と受診する方の多くが綿棒浣腸をする時間が短すぎます。23分長めに行なうと大概でてきます。それでもでないようなら、もう1セット行なっても構いません。これでも排便が見られないようなら受診をしてください。

便秘になるきっかけで多いのが離乳食を開始したときや食べ物を少し硬くしたときです。このときは離乳食を一旦やめたり、硬さをやわらかくすることもよいと思います。
 また、まれに非常に頑固な便秘で気をつける病気があります。生後まもなく便秘で気づく「ヒルシュスプルング病」という病気です。これは生まれつき腸を動かす神経細胞に異常があり、便がなかなかでてこなく、おなかが腫れてきます。治療が手術になることもあります。

Q3. 幼児の便秘の対処法?
A3. 水分をよくとることや繊維の多い食事が基本ですが、しつこい場合は下剤を使用する方法でよくなることが多いです。
便の硬さは食事の内容により大きく影響されます。食事の偏りがあるようなら、まず繊維の多い食事を多くとることが大事です。繊維の多い食事としては、さつまいも・さといも・こんにゃく・白菜・キャベツ・大豆・納豆・ポップコーン・プルーン・みかん・しいたけ・わかめ・ひじきなどがありますので参考にしてください。また、食事の後にトイレに5〜10分程度座らせることもいいでしょう。
 食事やトイレを気にしてもだめなときは、イチジク浣腸(市販)を使ってみてください。ただ、何回も繰り返してくると、お子さんがいやがったり、肛門の粘膜を傷つけることもありますので注意が必要です。
 トイレトレーニングのときに便秘になることもあります。このときは少しトイレトレーニングを休んでみることも一つの方法です。
 便秘がなかなか改善しないときは、かかりつけに受診をして相談してください。しつこい便秘に対しては、寝る前に飲む下剤(ラキソベロンなど)があります。これを使用すると多くのお子さんが改善してきます。液状で数滴飲むだけですので薬の飲めないお子さんでも飲みやすいものになっています。試す価値はありますよ。

(最後に)5月下旬、小学生がこんにゃくゼリーをのどに詰まらせ、窒息死した2件の事故が報道されました。国民生活センターでは注意を呼びかけるような対応をしているようですが、ヨーロッパではこんにゃくゼリーの製造を中止しています。日本でも同様の対応を望みたいです。こんなに犠牲者がでても製造中止になぜしないのでしょうか?(私は怒っています!)子どもだけでなく高齢者の方の死亡例も報告されています。
皆さんこんにゃくゼリーは買わないでください。

来月は「あわてないで!子どもによくある鼻血について」です。