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院長コラム

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Vol.32 毎年猛威を振るうインフルエンザ、撃退法!

おほしさまの先生からの子育て応援“談”!
Vol.32 毎年猛威を振るうインフルエンザ、撃退法!
毎年冬に流行るインフルエンザ。昨今の異常気象の影響でしょうか?沖縄県では夏からインフルエンザの流行が続いています。県内においても早くもインフルエンザの発生があります。
先月、「山梨の小児医療を考える会」に出席してきました。私の知る限り市民主体のこういった大きな会は初めてのことではないかと思っています。この会では非常に活発な話が飛び交い、特に「病児保育」(=こどもが病気のときに親に代わってお世話をする施設)が県内で少なく、もっと増やしてほしいということが声高く言われました。働くご両親にとっての必要性を強く感じさせられました。実現には一人一人の声を集結させ、病児保育設立へ向けての立ち上げが必要ではないかと思っています。ご意見などありましたらお気軽に私のメール(
genkids@amber.plala.or.jp)までご連絡ください。また、今後この会の活動が発展していくことを期待しております。
さて、今月はインフルエンザのお話をします。

 

Q1. インフルエンザってどんな病気、普通のかぜとの違いは?
A1. 急な高熱と関節痛があったら要注意!
症状は38度以上の熱、頭痛、関節痛、筋肉痛に加えて、のどの痛み、鼻水、咳などがあります。普通のかぜとの違いは、急な高熱・関節痛です。この2つの症状があるとインフルエンザが疑われます。疑わしい場合は躊躇せず、病院にかかりましょう。

 

Q2. 診断方法は?
A2. 迅速診断キットですぐに診断できます。
 昨今、診断には迅速診断キットが役立ちます。鼻の奥などから綿棒で鼻汁を採取し、通常10分前後で結果がわかります。陽性だった場合は問題ないのですが、発症した当日だと陰性になることがあり、診断は診察や問診をした上で総合的に判断する必要があります。


Q3. 治療法は?

A3. 特効薬はタミフルとリレンザがあります。医師とよく相談をして使用を考えましょう!
治療は特効薬(タミフル、リレンザ)があるので医師とよく相談し使用してください。昨シーズンは「タミフル」と「異常行動」との関係が大騒ぎになりました。インフルエンザにかかりタミフルを服用後、マンション上階から飛び降りたり、外に飛び出して亡くなるケースがあり、問題になりましたね。現在まで、証明するのが難しく因果関係がはっきりと立証できていません。かかったときに注意していただきたいことは、「10歳代の方にはタミフルを飲ませないこと」、「発症2日間は異常行動の可能性があるのでタミフル服用の有無に関わらずお子さんを1人にしないこと」です。また、特効薬は発症後48時間以内に服用しないと効果がありません。発熱後3〜4日してからでは特効薬の効果がないので、発症当日もしくは翌日の早めの受診をお勧めします。
今までインフルエンザの特効薬はほとんどタミフルを使用してきましたが、今回の騒ぎで注目されているのが「リレンザ」という吸入薬です。「リレンザ」は吸入薬なので6歳以降(10歳代でも)で使用でき、タミフルよりB型の効きがよいと言われています。ただ飲み薬ではないので吸入を上手にできないと効果がでないこと、さらに薬なので当然ですが、気管支が狭くなったり、呼吸困難になるという副作用もありますので特にぜんそくの方には注意が必要です。インフルエンザにかかった時はしっかりと医師と相談をして薬を選択していただきたいと思います。

Q4. 予防法は?
A4. 手洗い・うがいが基本です。
インフルエンザにかからないようにするためには予防法を知ることです。「人ごみを避ける」・「マスクを着用する」・「うがい」・「手洗い」といった日々のこころがけと「ワクチン接種」です。
特効薬もあるからかかったときに病院へいけばいいと安心している人はいませんか?特効薬が出せない場合もあり、また検査の精度が100%ではありませんので、「インフルエンザワクチン」を接種して予防しましょう!ワクチンの効果は、絶対にかからないという効果までありませんが重症化が防げることはわかっています。なお、ワクチンの持続期間は5か月程度ですので昨年受けても今シーズンまでの効果はありません。

 

(最後に)
ときどき耳にするのが学校や園の先生がインフルエンザを広めてしまうことです。無理をする気持ちもわかりますが、お子さんに広めてしまうことがとても心配です。子どもたちのためにも自宅安静してください。もっと知りたい方は、
国立感染症研究所の感染症情報センターのホームページ(http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/index.html)を参照してください。

来月は「皆さんが気にしているあの予防接種の話」です。答えは来月号をお楽しみに!