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おほしさまの先生からの子育て応援“談”!
Vol.34 「家族で実践!早ね早おき朝ごはん!」
クリスマスやお正月の家族そろっての年末年始はいかがお過ごしでしたか?
今月と来月は2回シリーズで日々の子育てに役立つお話をしたいと思います。
現代社会はより生活しやすいように夜間でもコンビニ、スーパーマーケット、飲食店などが利用でき便利になっています。今と昔では社会生活が大きく変わり、それに伴い家庭環境も変わりました。しかし人間は自然界の中で生きており、自然の姿としては日が昇ったら起きて活動し日が沈めば寝る動物です。昨今夜型の生活が定着し、このことによる生活の乱れから学力や体力の低下さらに非行の一因につながると指摘されています。これらの問題点の改善策として平成18年4月から全国展開している「早ね早おき朝ごはん」の運動が始まりましたのでご紹介します。
Q1. 早ね・早おき・朝ごはんはなぜ大事なんですか?
A1. 早ねは、成長ホルモンの分泌を促す役割をして、健全な発育に役立ちます。
早おきは、朝の光を浴びることで脳が目覚めます。
朝ごはんを食べると体温が上がり、脳と体の働きが活発になります。
遅ね、遅おきで、朝ごはんを食べない家庭が多くなっています。平成17年の調査結果によると午後10時以降に就寝する幼児は29%、また朝食を食べないことがある小学生は15%、中学生では22%でした。
私たち人間は体内時計というものが備わっており、1日約25時間と言われています。地球時間が1日24時間であり、体内時計のずれを地球時間に合わせないと寝る時間がどんどんと遅くなってしまいます。
遅く寝ると睡眠・覚醒・体温・ホルモンなどの体内の様々な関係が乱れてきます。「夜ふかしの脳科学」の著者である神山潤先生はこの乱れを「慢性の時差ぼけ」と述べています。皆さんも徹夜で仕事をしたり、海外旅行で時差ぼけを経験して、しばらく調子が戻らないという経験をしたことがあると思います。この時差ぼけが慢性的になれば体調不良になることは想像できるのではないでしょうか。遅ね・遅おきが続き小学校高学年にもなると朝起きれずに遅刻、不登校につながるケースも見られます。そのため幼少期からの早ね・早おきの習慣づけは大事なことではないでしょうか。
2004年に行われた全国一斉学力テストでは、朝ごはんを食べている子の方が明らかにテストの点数がよかったという結果がでました。朝ごはんを食べている、つまり生活習慣がきちんとしている子どもの方が成績がよいという結果です。朝ごはんを食べることは学力にも差が出るようです。
「早ね・早おき・朝ごはん」全国協議会発起人代表である有馬朗人先生は「親の役割がとても重要であること」を述べておりました。私たち親はこのことを認識し、子どもを育てる必要があるのでしょう。
Q2. 早ね・早おき・朝ごはんを身につけるコツは?
A2. 「朝の光を浴びて早起きさせる」がポイントです。
私が最近相談されたケースをご紹介します。1歳のお子さんと父と母(専業主婦)の3人家族です。このお子さんはなかなか寝付かずやっと午前4時に寝て、お昼に起きる毎日で生活リズムが整わず困っているという相談でした。夜寝るまでは部屋の明かりをつけたまま子どもに付き合い、昼間寝ているときは部屋を暗くして一緒に眠っていたようです。地球時間より体内時計の方が長いので夜でも部屋を明るくすると遅ねになる気持ちもわからないわけでもありませんが、「朝になったら部屋を明るくして起こすように、昼は掃除などをして音はだしていいですよ。」と話をしました。
早おきのポイントは朝の光です。カーテンを開けて目覚めやすくするのが効果的です。
早おきをしっかりとしておけば早ねとなりますので、早おきに重点を置いてください。
(最後に)
今回、家庭の役割がとても大事であることをお話ししました。どの親もわが子がりっぱな大人になってほしいと思い、子どもに愛情を注ごうと考えますよね。そして子どもに愛情を注ぐ以上にもっと大切なことは「夫婦仲良くすること」が大前提であると私は思っています。夫婦仲良くそろって「早ね・早おき・朝ごはん」の取り組みをすることが必要だと感じます。
来月も今月に引き続き「家族で実践!早ね早おき朝ごはん!」です。