おほしさまの先生からの子育て応援“談”!
Vol.35 緊急特集!今年もやってくる麻疹の対処法!
〜1歳児、年長、中1、高3のお子さんは早めに接種をしてください!〜
桜が咲く季節になりました。新生活が始まる人も多いはずです。くれぐれも家族(特に夫婦)の体調をみながら、徐々に新生活に慣れてください。
「ファミリーサポート事業」をご存じですか?子どもを預けたい人と子どもを預かれる人が会員になり、地域の中で相互に助け合う、有償ボランティア活動で、県内では数か所の市町村が主体で行われています。今年2月には昭和町と市川三郷町で子どもを預かる人向けの講演会をしてきました。出席された方々は熱心に今どきの育児対応法について聞いてくださっていました。育児をしていて、子どもをみてもらいたい時には安心して気軽に利用できるありがたい事業です。この事業が県内にひろがっていくことを期待しております。 今月はぜんそくの話をしようと思いましたが、最近全国で麻疹流行が報道されました。県内でも昨年同様に麻疹の流行が予想されることと、4月から中学1年生、高校3年生の方も公費負担で麻疹風疹混合ワクチンができるように制度が変更されたこともあり、麻疹の話に変更させていただきます。
Q1.なぜ麻疹だけが騒がれているのですか?
A1.麻疹は1000人に1人が死亡する重い病気だからです。特効薬はなく、予防接種をする以外方法はありません。
Q2.中学1年生と高校3年生にも麻疹ワクチンをするのですか?
A2.そうです。昨年、全国的な麻疹の流行があり、厚生労働省で4月から中学1年生、高校3年生を対象に公費負担での実施となりました。
昨年は全国的な麻疹の流行がありました。今年1〜2月の2ヶ月間で、全国で2600名の患者が発生しています。山梨県での報告(2月末)はまだありませんが、いつ流行してもおかしくない状態です。昨年春から夏にかけて県内でも麻疹の流行が起こり、10歳代を中心に400名ほどのお子さんが麻疹にかかりました。麻疹にかかったお子さんの多くは一度も麻疹ワクチンを接種したことがありませんでした。こうした背景から厚生労働省が2012年までに麻疹を排除することを目標に「麻疹排除計画」が動き出しました。これを受けて4月から、接種対象者を第1期(1歳児)、第2期(小学校入学前年度の1年間にあたる児、いわゆる年長さん)に加えて、第3期(中学1年生)、第4期(高校3年生)に拡大されました。公費負担で接種できるので、経済的な負担もありません。今年も流行が予想されますので、早速春休みを利用して医療機関で接種をしてください。書類がまだ届いていない場合はお住まいの市町村に問い合わせて下さい。
Q3. 以前に1回接種したことがありますが、2回接種が必要ですか?
A3. 必要です。1回接種では免疫が十分でないので2回接種をしてください。
今までの麻疹・風疹ワクチンは1回接種のみでしたが、2年前から第2期(小学校入学前年度の1年間にあたる児、いわゆる年長さん)がはじまり、これからは2回接種することになりました。世界的にみてもほとんどの国々が2回接種ですが、1回接種で免疫がつかなかった子どもたちに免疫を与えることと、1回接種で免疫がついても時間とともに低下するので2回目接種で免疫を強化するという理由で2回接種となりました。
Q4. 麻疹排除するにはどうしたらよいのですか?
A4. 接種率95%以上になると日本から麻疹がなくなります。
昨年夏に行われたスポーツの国際大会で訪米した日本人の少年が感染源となり、米国内で日本人1人を含む計6人がはしかを発症したと報道されました。日本は麻疹輸出国と言われています。麻疹を排除するには、95%以上の接種率を達成することです。昨年、第2期の都道府県別の接種率が発表され、山梨県は全国最低の67%でした。まだまだ95%には程遠い状況です。ぜひとも対象の子どもたち全員が接種し、麻疹を排除する日が早く来ることを期待したいと思います。また、中1、高3以外で今まで一度も麻疹ワクチンをしていない人は、麻疹にかかる可能性があります。自費になりますが接種することをお勧めします。
来月は「ぜんそく最新情報!」です。