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平成21年2月号(Vol.46)補完食(離乳食)について

おほしさまの先生からの子育て応援“談”!
Vol.46 補完食(離乳食)について

 寒い日が続きますが、皆さん体調管理は万全ですか?冬はインフルエンザをはじめ、病気にかかりやすい時期です。小さなお子さんは病気が治ってすぐに園に行くと別の病気をもらうことがあります。お仕事の都合などあると思いますが、可能であればいつもより1〜2日多く家で休み、体力がしっかり戻ってから通園することをお勧めします。

今月は、補完食(離乳食)についてお話します。

Q1.「補完食」ってなんですか?
A1.離乳と聞くと「母乳をやめる」イメージがあり、それに代わる言葉として「補完食」を使うようになっていて、世界保健機関(WHO)が推奨しています。
 「離乳」と聞くと母乳や粉ミルクをやめなくてはと考えがちです。以前に話をしたようにWHOでは、「母乳は2歳以上まで続けること」を推奨しています。離乳食が始まる頃には母乳をやめようという誤解を避けるために、母乳・粉ミルクを補う食べ物という意味で、「補完食」という言葉が考え出されました。つまり離乳食のことを示しています。補完食(離乳食)を始めたら、母乳・粉ミルクを量や回数を減らしたり、止めたりする必要はまったくありませんので誤解のないようにしてください。

Q2.「授乳・離乳の支援ガイド」が発表されました。ポイントは?
A2.離乳開始時期が5ヶ月→5〜6ヶ月に変更と細かい量の指定がなくなりました。
補完食(離乳食)、授乳に関するガイドラインである「授乳・離乳の支援ガイド」が平成19年4月に厚生労働省から発表されました。現在の育児状況に見合うように修正されました。
大きな変更の一つは離乳の開始時期で5ヶ月から5〜6か月と幅が広がりました。食べ物に興味があまりなかったり、小さく生まれたお子さんでは5ヶ月になってすぐあげなくても6ヶ月になってからでもかまいません。もう一つが今まで書かれていた離乳食前期・中期・後期・完了期の記載がなくなり、月齢の目安で表示されるようになりました。段階的に急激に量を増やすのではなく、量を少しずつ増やすようにすることがポイントです。
また、果汁を与えすぎることで、母乳やミルクの量が減ってしまうため、離乳を始める前に行なわれていた「果汁をあげること」は削除され、必要ないということになりました。

Q3.補完食(離乳食)の進め方は?
A3.始める時期は6ヶ月でも遅くありません。食事を楽しみむように心がけましょう。

 「授乳・離乳の支援ガイド」とは別に、WHOで発表された「補完食の10のガイドライン」を以下に述べます。

1.6ヶ月になったら、母乳以外のものも食べさせましょう
2.2歳かそれ以上まで母乳育児を続けましょう
3.「子どもの気持ちに応える食べさせ方」を実践しましょう
4.調理と貯蔵を安全におこないましょう
5.与える食べ物の量をだんだん増やしていきましょう
6.いろいろな硬さや種類の食べ物を与えましょう
7.食事の回数を増やしましょう
8.栄養価の高い食べ物を与えましょう
9.ビタミンやミネラルで健康を守りましょう
10.病気のときにはいつもよりもっと頻繁に母乳を飲ませましょう

一番大事なのは、子どもと目を合わせて、言葉をかけながら楽しい雰囲気で食べさせることです。量をしっかりと食べさせる事だけを強く意識したりすると食事を楽しめなく場合があります。量は何グラムをあげないとダメという考え方ではなく、ある程度バランスがとれているようでしたら幅をもたせて構いません。気になる場合は自分だけで判断せず、周りの人と相談しながら行なうことが大事です。特に体重があまり増えずに悩まれている場合は、一人で判断せず、保健師さんやかかりつけの先生と相談しながら進めていって下さい。

参考図書
「授乳・離乳の支援ガイド」厚生労働省(平成19年4月)
「母乳で育てられている児の補完食のガイドライン」PAHO/WHO(2002)

シリーズ〜私の子育て7〜
私の朝の仕事は、年長になる4番目の子どもを保育園に連れて行くことです。お迎えも時間があればなるべく行くようにしています。また、可能な範囲で仕事を調整して、学校への授業参観も行くようにしています。学校へ行くことで家では見られないわが子の活動や表情を知ることができますし、学校や保育園の雰囲気も感じ取ることができます。

 来月は「3歳児神話ってほんとなの?」です。