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おほしさまの先生からの子育て応援“談”!
Vol.48 山梨の小児医療の5年間をふりかえって
桜咲く春。今月から新たな道に進む人も多いのではないでしょうか?うちは次男が中学校入学、末子が小学校入学という節目を迎え、私は職場の移転により勤務地が変わり、そこで妻が園長として一緒に働くので、家族の生活が大きく変わります。そのため楽しみ半分・不安緊張が半分という心境です。
先月号にある「ねこにもわかる〜電磁波の影響〜」(P36)の内容は興味深いものでした。携帯電話から出る電磁波は体によくないと言われており、私も気にしています。大切なのは電磁波がどこから出ているのかを知り、不用意に浴びないことではないかと思います。将来、電磁波に関する規制がでてくるかもしれません。
さて今月はこの5年の山梨県内の小児医療についてお話したいと思います。
小児救急医療体制の充実
この5年間で小児救急医療は大きく変わりました。私は「何もやらなければ何も変わらない」をモットーに5年前に病院勤務を辞め、「げんきキッズクリニック」を開院し、夜間11時までと日祭日昼間に非常勤医師と一緒に小児科専門医による診療をスタートしました。今までにない診療スタイルに不安を抱えている私に、様々な情報の提供と勇気づけてくれたのが24時間365日診療している「スマイルこどもクリニック」の加藤隆・ユカリ夫妻でした。そして開院後1年が経った4年前、甲府市幸町にある「小児初期救急センター」が開設され、昨年から富士北麓地域にも開設され充実しました。
病院小児科は縮小、開業小児科は拡大
これまで研修医は大半が出身大学で研修をしていましたが、5年前からはじまった「新臨床医制度」により、たくさんの研修先から選択できるようになりました。この結果、大都市の大学病院や研修が充実している病院に研修医が集中しました。そして、地方の大学病院に医師が少なくなり、大学から派遣されていた地域の病院の医師が大学に戻り、病院の診療科の縮小廃止(特に小児科・産科)につながりました。
県内でも産科ほど劇的ではありませんが、市川大門町立病院・大月市立病院の小児科が廃止となり、他の数ヶ所の病院でも外来のみという形で縮小しています。ただし、開業小児科は私も含めて5年で7ヶ所増えました。これからは開業小児科が診察し、入院などが必要なお子さんを病院に紹介する役割分担が必要です。現在の病院小児科は1病院当たり数名であり、当直回数や呼び出しの負担は大きいものとなっています。小児科勤務医の労働環境を改善するためにも、入院施設のある病院は県内で1〜2ヶ所に集約し、10数名の小児科医を配置することが必要かと思われます。それにより、医師の専門性が高まりマンパワーも充実し、結果として患者さんの生存率向上につながるのではないかと思っています。
子どもの医療費窓口無料化
これから始まること
来月のテーマは「乳幼児健診 虎の巻」。