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平成21年5月号(Vol.49)乳幼児健診 虎の巻Part1

おほしさまの先生からの子育て応援“談”!
Vol.49 乳幼児健診 虎の巻Part1

 

 今年もゴールデンウィークがやってきます。皆さんのご家庭ではお休みを取ることができますか?もし休みがとれるようでしたら、家族とゆっくり過ごしてください。6歳までの子育ては体力も必要でとてもたいへんな時もありますが、この時期しか経験できない楽しみもあります。この時期を大切にしてください。

 重い副反応をきっかけに接種が控えられていた日本脳炎ワクチンが改良され、新型の日本脳炎ワクチンが今月中旬(詳細は未定)から始まりそうです。未接種者のお子さんは接種をしてくださいね。今月は乳幼児健診についてお話します。

 

乳幼児健診は集団と個別がありますが

 乳幼児健診は市町村で行なう集団健診と病院・クリニックで行なう個別健診があります。集団健診は市町村により多少違いますが、4ヶ月・10ヶ月・16ヶ月・3歳時などに行ない、個別健診は主に生後1ヶ月、1歳になるまで2回の計3回を行っています。県内では、両方を受ける体制になっていますが、全国的には集団健診を廃止して個別健診に1本化する流れがあります。集団健診は待ち時間が長いなど問題点はありますが、今、子育ての問題点に挙げられる「孤立化」に対して親同士をつなげる役目も持っています。医師が中心の個別健診ではなかなか切り出せない悩みの相談も、集団健診では保健師などに話をして改善するメリットもあります。時代が個人主義に向かう中、子育ては多くの方の支援があって成り立ちます。県内ではまだ始まっていませんが、全国的な流れになっている集団健診廃止の流れに皆さんはどうお思いでしょうか?

集団健診・個別健診問わず、待ち時間の時に周りのお母さん・お父さん方と話をするだけで子育ての悩みが解消されることもありますので、勇気を出してぜひ声をかけてみて下さい。

 

健診はお父さんと一緒に!

 お仕事で忙しいパパをぜひ健診の場へ連れて行きましょう。同じ年齢のお子さんと自分の子どもを比較することで安心できますし、お子さんの成長を一緒に確認することで夫婦の絆も深まり、子育てに非常にプラスに働きます。同じ体験を共有することはたいへん大事なことですよ。

 

身長・体重は「発育曲線」を利用しましょう!

 自分の子どもがどのくらい成長しているのかご両親は心配になりますよね。健診では身長・体重評価はとても大事な点になります。

まず、身長・体重測定の注意点をお話します。身長測定はちゃんと立って計測できるお子さんでは大きな問題がありませんが、0歳台のお子さんの身長測定は慣れていない人が行なうとズレが生じやすく、個人的で計測した場合も同様で数cmのズレはよく起こります。体重測定はどの人が行なってもズレはありませんが、服を着て測定された場合は当然ですが参考程度になりますので、基本は裸で行なってください。

次に、測定後の評価についてです。母子手帳の後方にある「乳幼児身体発育曲線」をご存知でしょうか?これを利用しながらお子さんの成長が問題ないかをみてください。身長・体重は、1回測定しただけでは評価しづらく、生まれた時、1ヶ月時、4ヶ月時などと複数プロットし、点と点を結んで線を引くことがとても大事です。まだプロットをしていない人はぜひお子さんの母子手帳を開いて作成してください。

 乳幼児身体発育曲線の間は色が塗られていて、お子さんの曲線がその間に入っていれば、成長に大きな問題はないと考えてください。平均にならないといけないとか、上の太線に達したほうがいいのではないかと考えがちですが、そういうことではありません。太線と太線の間に入っていれば、上でも、真ん中でも、下でも問題ありません。下の太線付近のお子さんは、哺乳・離乳食の様子やご両親の体格を聞きながら判断していきますが、多くが問題ありません。病気などが疑われるときは、その曲線が急に下がったり、増加が緩慢だったりします。ただ、自分だけで判断は禁物ですので、医師や保健師に相談しましょう。もう一つ、身長・体重の大原則があります。お子さんの体格はご両親に似ることも忘れないでください。小柄な親であれば、子どもも小柄であり、その逆も同様です。

 

来月は「乳幼児健診 虎の巻Part2」です。