ごあいさつ(令和3年1月)
昨年は大変お世話になりました。この度の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、当クリニックにおきましても受診者数の大幅な減少があり、早くコロナが終息することを願ってやみません。日夜、最前線で対応している先生方には心からの敬意を表します。
さて、当クリニックは一般診療・アレルギー外来・予防接種・健診だけでなく、病児保育事業、小児訪問診療、医療的ケア児の日中一時預かり施設を運営しています。
『アレルギー外来』においては少しずつ舌下免疫療法対象者が増えてきています。
『病児保育事業』はコロナ過で利用者が半減、一方でコロナ禍での利用者の約半数が医療・福祉関係の利用者でした。医療・福祉関係に従事しているご両親の負担を少しでも軽減できたなら幸いです。
『小児訪問診療』は6年目を迎え、現在1名訪問しています。訪問していたお子さんの看取りを初めて経験しました。難病を抱え、都内の病院での入退院を何度も繰り返す中で、家族のサポートはもちろん 病診連携や医療・福祉各専門職の連携の大切さを学ぶことができました。家族の希望通りに自宅で家族に見守られながら最期を過ごす支援ができました。
『医療的ケア児の日中一時預かり事業』については重症心身障がい児の在宅生活は未だサービスが整っておらず、医療と福祉両面の支援の必要性を痛感しています。当サービスは、家族支援(レスパイト・就業等)のためにも継続している事業ですので、必要な方がいらっしゃいましたらご紹介いただければ幸いです。合わせて、病院の先生方に多方面でサポートいただき対応できていることに感謝しております。
これからも皆さんのご指導・ご支援を賜りながら家族に寄り添う小児医療を軸に地域貢献を続けていきたいと考えております。本年も変わらずによろしくお願いいたします。
令和3年1月
宮本直彦