第3回病児保育協議会 山梨県支部研修会
【日 時】 平成29年9月30日(土) 午後2時~6時
【場 所】武井クリニック 病児保育室なかよし 都留市 いきいきプラザ都留
【参加者】 武井クリニックなかよし 12名 ハッピークリニック 15名
千野保育園さくらんぼ 3名 げんきキッズクリニックドリーム 18名
忍野保育園 1名 富士吉田市たんぽぽ 2名 計51名
【プログラム】
1.施設見学(武井クリニック 病児保育室なかよし)
広く明るい部屋の中に、子どもの高さに合わせた洗面台があり、整理されている
棚の中には絵本がや玩具が取り出せるように揃えてあるので、体調の悪い子どもが
過ごしやすそうでした。
また、午睡を好まない子もソファーなら短時間体を休めることもとのことで置かれていた。
2.MSD株式会社より「ヘプタバックスⅡ」の説明
3.講演会「すやすや睡眠ですくすく育てる」
講師 杉山 剛 先生 (一宮西病院小児科)
質の良い睡眠を取るには、
①朝の太陽の光を浴びる
②規則正しく食事をとること
③日中の活動
④夜は暗いところで休むこと
が大切。睡眠において主要なのは量と質であり、理想的な睡眠時間には個人差がある。
効果的な時間はいちばん眠くなる時間(14時頃)に20分程度で十分で、その後もしっかり活動できる。
子どもにとっては早寝・早起きの生活リズムが大切で、午睡は眠たい時間に眠ることはがベストだが、
保育園等の集団生活ではなかなか難しい。
口を大きく開け、首を反って、いびきをかいたり無呼吸の子はアデノイドの可能性があるので気を付けてみて いく。
4.全国病児保育協議会山梨県支部 総会・会計報告
〇今年度は新たに2施設が協議会に参加していただき7施設となりました。
〇来年度から広域化になります。
〇来年度の研修会は平静30年9月1日(土)、甲州市の千野保育園になります。
5.第27回全国病児保育研究大会IN大阪報告(4名)
①『病児保育におけるドキュメンテーション』(げんき夢保育園園長 宮本先生)
記録の工夫として、1日の様子の写真を撮りエピソードを添える。それを見た保護者は病児保育への理解や信頼、思いを知り、子ども と一緒に写真を見たり喜んで行くようになったという感想があった。保育士も保護者に喜んでもらえるので、より安心、理解につながるように記録を意識し、保育の振り返りや質の向上につなげていきたいと思った。
②『チーム安全でアセスメント力を高めよう』(ドリーム N保育士)
病児の身体面、心理面、保護者支援など配慮すべき点を抽出し、どんな問題が起きているかを考え、医師、看護師、保育士の情報や考えを聞きながら共有し、1日のケアにつなげていく。一人では気付けない問題点も書き出すことで視覚的に見えてくることもあるので、「チームで考えることは大きな気付きになる」という言葉が印象に残った。