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げんきキッズクリニック

院内でコロナの遺伝子検査が可能なアボット社の「ID NOW」を導入致しました。
ID NOW」はPCR検査と同等の高感度の遺伝子検査として、厚生労働省でも承認済みの信頼性の高い検査方法です。
検査は、抗原検査・PCR検査と同じで鼻から綿棒でぬぐい液を採取します。結果は15~20分ででます。

 コロナの影響はまだまだ残りますが、一般診療・アレルギー外来・予防接種・健診、病児保育事業・小児訪問診療・医療的ケア児日中一時預かり施設の運営に奮闘しております。子どもたちへの生活の制限がもう少し緩和されることを希望しています。

 『病児保育事業』はコロナ禍、エッセンシャルワーカーのご家庭の下支えを担っていることを痛感しています。『小児訪問診療』は8年目を迎え、子どものケアはもちろん、保護者のケアにも重点を置きながら休診時に2名訪問しています。訪問先で介護者がコロナに罹患したご家庭に関わりましたが、非常時における重心児のケアについて困難を感じつつ、訪問医として精一杯サポートさせていただきました。『医ケア児の日中一時預かり施設(スマイル)』は相談支援員や保健師からの紹介により少しずつですが、見学や登録者の増加がみられています。一方で、医ケア児のご家庭を支える法律は制定され一年経ちましたが、現実はまだ充足されていないと感じています。

 診療外での活動は『小児科医としての啓蒙活動』として、1月に月一回発行の山梨県子育て応援誌ちびっこぷれすの医療コラムが200号達成しました!16年以上にわたるご縁により継続できたことに編集部および読者の方々に感謝したいです。次いで3月に山梨日日新聞にて時評「感染対策・子どもの日常 両輪で」を掲載させていただきました。そして、10月にはラジオNIKKEI「小児科診療Up-to-DATE」にて「子どもの自殺を考える」をテーマにお話しさせていただきました(写真左)。大変緊張しましたが、東京での初スタジオ収録は良い経験になりました。『教育活動』は、6月に母校・山梨大学地域医療学講座の一コマで「地域病院における医師の役割」について講義させていただきました。ご縁をいただいたことをありがたく思っています。3年目となる山梨県立大学人間福祉学部講義「子どもの保健」も妻と講義数を折半しながら担当しました。プライベートでは、10月に家族ハーフリレーマラソンに7人家族で初挑戦し、入賞できたことも良い思い出となりました(写真右)。その後11月に第11回富士山マラソンに参加して、5時間10分の記録にリベンジを誓い練習再開しています。今年も皆さんのご指導・ご支援を賜りながら医院・園の職員と共に小児医療面を軸に地域貢献を続けていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

                                                                                        令和5年1月 宮本直彦

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